思い出したかのように、私のお気に入りの一冊です。有名なのできっとご存知。
「Das Parfum: Die Geschichte Eines Morders」
「香水−ある殺人鬼の物語」(訳 らぬんける)
思い出したと言うのも、先日この「Das Parfum」の映画のほうをDVDで観たからなんです。本が良かったのでDVDを観るのは避けていたのですが。。。
映画も悪くはないと思うのですが、本では私が面白いと思ったところの状況が説明されていませんでしたね。ネタバレにならないように書くと、主人公が独自に香水を作るのですが、その方法やプロセスが映画ではほとんど省略されていて、突然それらが画面に出てきたと言う感じでした。
今回内容を知っていてDVDを観たので、観ていなかったらの感想は難しいですが、「香り」を文字で表し(これが本では上手く表現できてるんです。)、それをまた映像にしたということで、私が考えられる最大限上手く表現していたのではないでしょうか。
と言いますか、こうしたらもっと上手く香りを表現できたのではと言うことが言えないってことはそういうことかなと。時間的にも本の内容全てを映画にすることは、いろいろな制約によってむずかしいですからね。
どちらかと聞かれたら、やはり本の方をまず読む方をお勧めします。と、いつのまにか映画の感想・比較になってしまいました。。。
チラッとですが、アマゾンの批評を見てみました。あまり評価がよくないようで驚きです。(と言うかよんだのDVDの評価だったかも、、、)
職業上(?)一度以前に「明かり・電灯の歴史」のようなことを発表しなくてはいけないときがありまして、そのときDas Parfumにも出てくる蝋や油についても出てきたのですが、この調べ物をしていたときこの本は当時のことも結構調べてるなあと思ったのを覚えています。(本を読んだのはかなり前なのです。)
久しぶりに読み返すのも良いかもしれませんね。
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